2018年9月3日月曜日

SPH受験するまでの軌跡

私がどこで公衆衛生学・School of Public Healthに出会い、なぜ東大を選んだのか。
簡単に記しておきます。


【公衆衛生学・School of Public Healthをどこで知ったか】
私、実は自分探しをするために2016〜2017年に社会人学生として出身大学の博士課程に在籍していました。
明確な目的を持っていなかった自分が悪いのですが、何から手をつけていいかわからず、
早々に悩みました。あまりにもわからないので教授や助教の先生に何も聞けず、研究室にいくのが怖くなってしまいました。
大学院の授業も「帰りたいだろうから早く終わるねー」という教授ばかりで何にも身につかず、1年で退学を決めました。
そんな中、自分が悩んでいることを教授に伝えると、ある人を紹介されました。
その方は海外のSPHを卒業され、臨床研究支援の会社を立ち上げていました。この時は人生についていろいろと相談に乗ってもらい、気分が晴れました。
その後、公衆衛生大学院について自分で調べて行くなかで、この分野は「統計・疫学など様々な分野を横断して、医療や健康について集団を対象として介入していくもの」で、医療に対してこういった視点から介入することもできるんだということを知り、純粋に「勉強したい」という気持ちになりました。

ここの大学院に行ったことは失敗でしたが、公衆衛生学・SPHを知るきっかけを与えていただいたことは感謝しています。



【なぜ東大か】メインの理由は以下の通りです。

  1. 医療政策にも関わりたい→そのためには東京に行くのがベストだろう。
  2. 研究室を選ぶのは入学後だから。入試前に研究室テーマを決めて研究室に挨拶に行くのは正直もういやだ(博士課程で失敗したので)。
  3. 純粋に試験で合否がきまる、今までの研究実績を問わない→努力すれば合格できる
  4. 仕事を辞めて学ぶのであれば学費は安い方がいい→当然、国公立。
  5. オープンキャンパスの印象がよかった。


【なぜ2年コースか】
実務経験としては6年目なので1年コースの受験資格はあります。
単純にじっくり勉強したい、卒論を書いて疫学のノウハウを学びたいという理由で2年コースにしました。



【東大SPHの受験は2回目】
 東大SPHを知ったのは2017年のオープンキャンパス。
この年に受験しようと思い、過去問を取り寄せて勉強開始。
しかし、1ヶ月ほど勉強したところで、「仕事を辞めてまでいく価値があるのか?」「明確な目的を持っているのか」「ていうか、自分には無理だろ」と自問した結果、SPH入学を断念してしまいました。
ただ、受験申し込みは終えていたため、ほぼゼロ勉強で試験を受けました。
当然、落ちますよね笑
なので、今年受験をする時点で試験会場やその雰囲気はすでに知っていました。


【転職活動】
 1回目の東大SPHを受験した後、自分の考えをしっかりとまとめて、今度は働きながらいける大学院を探し始めました。
聖路加でMPHあるいは東京医科歯科でMMUを取得しようと考え、東京への転職活動を開始しました。
「今までは目の前の患者に対して医療を提供してきたから、今度は医療を外からみる経験をしよう」
そう思い、製薬会社でのMSL職・医療系コンサルタント・医療系ベンチャー企業への応募をし、そのうちいくつか書類選考が通り、面接まで行きました。
・・結局、うまくいかず・・
最後にうけたコンサルティング会社の面接が落ちた後、自分の考えをまとめたノートを見直して、数日間頭の中を整理しました。
「人生一度きりだから、厳しい環境に身を置いて全力で自分がやりたいことを突き詰めよう」
そう決意して東大SPHにもう一度挑戦をしました。

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