【いつから開始したか】
筆記試験のちょうど100日前(2018.5.12)
【勉強計画・勉強時間】
- 基本的に週単位で勉強計画を立てた。仕事をしていると絶対予定通りにいかないため、必ずバッファをもたせて計画を立てる。
- 勉強時間は帰宅後、隙間時間、週末をフル活用。
- 平日は頑張って2時間(途中で寝落ちすることも多々あり、何度も後悔した)
- 休日は仕事がなければ5〜7時間。仕事だと2~3時間。
【過去問は何年分?】
2018〜2013年度の6年分
【モチベーションの維持】
- 自分が東大で勉強している姿を常に思い浮かべる。
- Twitterで毎日必ず自分が勉強した内容を呟くというルールを作った(寝落ちしたら翌日)。
【記述問題対策はどの分野に絞ったか】
疫学、予防医学、精神保健、公衆衛生方法論
4問を選択するので余裕をもって5分野程度の対策を立てるべきだが、
- 医学統計→よほど得意ではないと無理。電卓を使えないのも大きい。
- 健康教育→理論を理解してそれを実践に落とし込むことが求められる。書籍を購入したが、全然頭に入らなかったので捨てた。
- 医療倫理→独学で対策を立てるのはコスパ悪い
- 医事法→医師でないなら捨てた方がいい。一から勉強するのはコスパ悪い。
- 医療情報システム→まあ捨てるでしょう。
と、いうことで4分野だけで勝負することにした。
- 疫学→出題者の考えを理解するには「わかりやすいEBNと栄養疫学 [ 佐々木敏 ]」は必須。「基礎から学ぶ楽しい疫学第3版 [ 中村好一 ]」も疫学研究方法やバイアスなどわかりやすく書いてあり、本質の理解をする上で役に立った。
- 予防医学→過去問のようなスクリーニング検査の計算は100%解けるようにしておく。電卓を使えないので計算間違いしないよう訓練もしておくべき。「基礎から学ぶ楽しい疫学第3版 [ 中村好一 ]」でスクリーニングの本質や疫学指標を理解する上で役に立った。
- 精神保健→職場で契約している医学雑誌の検索で出題者であろう教授の名前で雑誌記事を検索。出題者が考えている精神保健問題は何で、どのような考えで考察をしているのか、その傾向を把握するようにした。その他に国内・国外の精神保健に関する取り組みついてインターネット通じて情報収集。「WHOメンタルヘルスアクションプラン2013−2020」のように達成目標が定められているものはその背景に何があるのかも考察するよう努めた。
- 公衆衛生方法論→疫学の勉強の延長。同じ書籍(「わかりやすいEBNと栄養疫学 [ 佐々木敏 ]」、「基礎から学ぶ楽しい疫学第3版 [ 中村好一 ]」)を用いて、方法論について勉強すれば十分。
【実際の勉強】
まずは
ブログ「東大SPHを目指す貴方へ」様にアップされている過去問の模範解答と資料をiPad proにダウンロードしてGoodNotesに保存。
Apple Pencilでわからないところや不足してると感じた部分を書き込んで自分仕様にした。
ブログ「東大SPHを目指す貴方へ」様にアップされている過去問の模範解答と資料をiPad proにダウンロードしてGoodNotesに保存。
Apple Pencilでわからないところや不足してると感じた部分を書き込んで自分仕様にした。
学生時代のように手書きの勉強ノートは作成していない。
収集した資料や自分でまとめておきたいことはEvernoteに管理。
極力デジタル化をしてiPhone、iPadでいつでも勉強できる環境にした。
<最初の6週間>
- 1週間で1年度分の過去問を公衆衛生、統計、記述に分けて解いた(記述は疫学、統計、健康教育、精神保健、公衆衛生方法論)。
- 英語はウィークポイントなので、毎日過去問を一問ずつ解いた。
- 自宅のホワイトボードに自分が解いた年度をチェックし、現在地を把握。
- また、月〜日の欄も作って今週自分が何の勉強をしたか把握するようにした。
「問題を解く→模範解答を見る→資料を見てその解答が正しいか自分で再確認→その周辺知識を強化」という流れで行った。
<次の3週間>
- 過去問の2週目を行うため1週間で2年分の過去問(公衆衛生、統計、記述)を解くようにした。
- 2週目なので自分の弱点が浮き彫りになるため、そこを重点的に強化した。
- 英語は毎日過去問を精読 or lancet +単語強化
<次の2週間>
過去問から離れて知識を身につけることに全力を注ぐ。
この時、肘の手術のため約1週間ほど入院。まとまった時間を確保できた。
- 統計:統計学演習の例題をすべて解いた
- 公衆衛生:「公衆衛生がみえる [ 医療情報科学研究所 ]」の試験にでそうな分野を隅々まで確認した。
- 疫学:「基礎から学ぶ楽しい疫学第3版 [ 中村好一 ]」+「わかりやすいEBNと栄養疫学 [ 佐々木敏 ]」+「SPH栄養疫学講義資料」を一通り目を通す。
- 健康教育:「一目でわかるヘルスプロモーション」を一通り目を通した。
- 倫理:「入門・医療倫理 I」をかじった。
- 英語:毎日過去問を精読 or lancet +単語強化
<次の3週間>
過去問3週目を行う。
- 今度は年度ごとではなく、分野ごとに6年分を解いた。(例:3日間で2018〜2013年度の統計だけをぶっ通しで解く)
- 倫理:当直の隙間時間を利用して基礎編は全て目を通した。
- 英語:毎日過去問を精読 or lancet +単語強化
<最後の5日間>
- 全分野の不安な箇所を再確認
- 英語:毎日過去問を精読 or lancet +単語強化
- 小論文は3日前からまとめた(1年前に一度まとめていたので)
【今回の試験対策で学んだこと】
仕事をしながらの勉強は本当に大変。。。
- 実現可能な短期的の計画を立て、その計画をきちんと評価する!
- バッファをもたせた計画を立てる!
- 勉強時間の捻出に努める!(隙間時間を有効に使う)
- モチベーションの維持に努める!(いいイメージを持つ、他人に公言するなど)
是非とも参考にしてください。
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